朝晩がひんやりしてきて、「そろそろ温かい飲み物が恋しいな」と感じる季節になってきましたね。なんとなく手足が冷たくなったり、夜眠りが浅くなったりすることはありませんか?季節の変わり目は、体調も不安定になりやすく、風邪をひきやすい時期でもあります。
そんな時期にぴったりの、昔ながらの頼れる食材があるんですよ。それが「大棗(たいそう)」と呼ばれるナツメの実です。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、漢方やアジアの伝統医療では長く使われてきた自然の恵みなんです。今回はこのナツメの医学的な効能や体に良い理由、そして毎日の生活にどう取り入れたら良いかを、わかりやすくご紹介していきますね。

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なぜ季節の変わり目にナツメが注目されるのでしょう?

ナツメは東アジアを中心に古くから栽培されてきた果実で、乾燥させたものは「紅棗(こうそう)」とも呼ばれ、漢方薬の材料として使われてきました。漢方では「補中益気(ほちゅうえっき)」といって、体の中心の気(エネルギー)を補ってくれるとされ、特に疲れやすい人や体力が落ちている人におすすめされる食材なんですよ。
ナツメは体をあたためる「温性(おんせい)」の食材で、血液の循環を促し、内臓の働きを助けるとされています。朝晩の気温差が大きく、体が冷えやすくなるこの時期には、ナツメのやさしいあたたかさがとても心強い存在になりますね。
ナツメに含まれる栄養と医学的な効能

ナツメには、ビタミンCをはじめ、カルシウム、鉄分、ベータカロテン、フラボノイド、サポニンなど、健康を支える栄養素がぎっしり詰まっています。それぞれが体にどう作用するのか、簡単に説明していきますね。
まず注目すべきは胃腸の調子を整える作用です。ナツメは体液の分泌を促し、乾燥しがちな胃腸をやさしく潤してくれます。食欲が落ちていたり、食後に胃もたれしやすい人にはぴったりですよ。
次に、神経を落ち着かせる効果です。サポニンやスピノシンという成分には、自律神経を安定させる働きがあります。不安感やイライラ、不眠といった症状が気になる方には、ナツメのお茶を寝る前に飲むのがおすすめです。
さらに、抗酸化作用も忘れてはいけません。ビタミンCやフラボノイド類は、体の中の活性酸素を除去して細胞の老化を防いでくれます。これは肌のくすみやしみ、疲労感の軽減にもつながりますし、免疫力を高める面でも重要なんです。
また、ナツメに含まれるカルシウムは、睡眠ホルモンである「メラトニン」の生成をサポートします。夜ぐっすり眠れない人や、寝付きが悪いという方にも向いている食材なんですね。
日常で取り入れるナツメの活用法

ナツメはそのままでも甘みがあり、おやつとしても人気がありますが、この時期はやはり**ナツメ茶(なつめちゃ)**として楽しむのがおすすめです。作り方はとても簡単で、乾燥したナツメに切れ目を入れてからお湯で煮出すだけ。果肉がやわらかくなって、自然な甘みがふんわりと広がりますよ。
煮出しているときに白い泡が出ることがありますが、これは「サポニン」という成分によるもので、体に良いものですのでそのまま飲んで大丈夫です。体がじんわりあたたまり、リラックス効果も感じられるはずです。
ただし、ナツメは糖分が多く含まれているため、食べすぎには注意が必要です。特に糖尿病のある方や、お腹まわりが気になる方は摂取量を調整しましょう。また、生のナツメを大量に食べると、胃腸に負担をかけることがあるので、一度にたくさん食べないよう気をつけてくださいね。
やんちゃな健康ポイント🧑🏻⚕️
季節の変わり目には、体をやさしく整えてくれる食材を上手に取り入れることが健康管理のカギになります。ナツメはその代表的なひとつ。胃腸のケアから神経の安定、免疫力アップ、そして美肌効果まで、さまざまな働きがあるのが魅力です。
まずは今夜、寝る前にあたたかいナツメ茶を一杯飲んでみませんか?体の芯からぽかぽかと温まり、ほっとした気持ちで一日を締めくくることができますよ。
心も体もほぐれるこのひとときが、きっとあなたの明日をもっと元気にしてくれるはずです。



