朝にリンゴを食べると“金”、夜は“毒”?血管を守るヘルシーな習慣とは

朝の支度をしながら、キッチンに置かれたリンゴをふと見つけたことはありませんか?「朝のリンゴは金、夜のリンゴは毒」といったフレーズ、どこかで聞いたことがあるかもしれませんね。では、なぜ朝が良くて夜はダメなのでしょうか?今回はリンゴの栄養とその効果について、医学的な視点からわかりやすくお話ししていきますよ。


なぜ朝のリンゴが“金”なのか、その秘密を解き明かしましょう

リンゴにはペクチンという水溶性食物繊維が豊富に含まれています。これは腸内で不要な物質と結びつき、排出を助けてくれる働きがありますよ。また、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸は胃の働きを活発にして、消化をサポートします。

朝、空腹の状態でリンゴを食べることで胃酸の分泌が促され、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう:腸が内容物を押し出す動き)も活性化します。これにより便通が改善されやすくなるんですね。一日の始まりを快適にスタートさせたい方にとって、朝のリンゴはまさに“金”と言えるでしょう。


では、なぜ夜のリンゴは“毒”といわれるのでしょうか?

これは、夜になると消化機能が低下することに関係しています。日中に比べて胃腸の働きが鈍くなるため、食物繊維や有機酸が逆に負担になることがあるんです。特に胃が弱い方や逆流性食道炎の傾向がある方は、夜にリンゴを食べると胃酸が増えて胸やけや不快感を感じることもありますよ。

もちろん、体質によっては夜に少量を摂っても問題ない方もいますので、「夜は絶対にダメ!」というわけではありません。ただ、消化に負担がかかりやすい時間帯であることを考えると、やはり朝か日中に食べるのが安心ですね。


血管を守る働きにも注目したいリンゴの成分

リンゴにはペクチンのほかに、クロロゲン酸というポリフェノールの一種も含まれています。これは抗酸化作用があり、血液中の悪玉コレステロール(LDL)の酸化を防いでくれるんです。

ペクチンは、コレステロールを包み込んで体外へ排出する作用も持っています。このダブルの働きによって、動脈硬化の予防や血圧の安定化に貢献してくれるのです。特に更年期を迎えた女性は、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少することで血管の弾力が低下しやすくなるため、リンゴのように血管をサポートしてくれる食材はとても心強い味方ですよ。


リンゴの皮がベタつくのは農薬?それとも…?

リンゴの皮を触ったとき、なんとなくベタつきを感じたことはありませんか?「もしかして農薬…?」と心配になる方もいるかもしれませんが、実はこれはリンゴ自身が皮を守るために自然に分泌する“ワックス様成分”なんです。

この物質の正体は、リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸の一種で、むしろ体に良い成分なんですよ。ただし、リンゴは農薬が使われやすい果物の一つでもあるため、食べる前にはしっかり洗うことが大切です。

おすすめの洗い方は、まず水に2分ほどつけて表面の汚れを浮かせてから、柔らかいスポンジなどで優しくこすり、その後流水でしっかりすすぐ方法です。ヘタのまわりのくぼみ部分には農薬が残りやすいので、ここは特に丁寧に洗うか、カットして取り除くと安心ですね。


やんちゃな健康ポイント🧑🏻‍⚕️

Doctor Coucou

今回は「朝のリンゴは金、夜のリンゴは毒」と言われる理由を、医学的な観点からやさしく解説してみました。朝のリンゴは腸の動きを促し、消化吸収を助けてくれる頼もしい存在。夜は体のリズムに合わせて控えめにするのが良さそうですね。
血管を若々しく保ちたい方、特に更年期以降の方にとって、リンゴは毎日の習慣に加えたい果物です。そして、リンゴの皮にあるベタつきは心配いりませんが、しっかり洗うことは忘れずに。
さっそく明日の朝、リンゴを半分カットして、ほんの少しのシナモンをふりかけて食べてみませんか?自然な甘みと香りが広がり、気持ちのよい一日をスタートできるはずです。
お読みいただきありがとうございます。今日もあなたの健康が、やさしく守られますように。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です