「朝晩は涼しくなったのに、なんだか体がだるい」「夜、なかなか眠れないことが増えた」そんなふうに感じていませんか?季節の変わり目である9月から10月は、気温差や乾燥で体調を崩しやすくなる時期ですよね。そんな時に昔から東アジアで親しまれてきた果実があるんです。それが**なつめ(棗)**ですよ。
単なる甘い果物と思われがちななつめですが、実は体を温め、免疫力を支え、睡眠の質まで整えてくれる心強い存在なんです。今日はそんななつめの働きと、日常での取り入れ方を一緒に見ていきましょう。

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なつめは「温める果実」—秋の体にぴったりの理由

中医学(中国伝統医学)では、なつめは「温性」の食材とされ、体を内側から温め、気(エネルギー)を補うとされています。血行を促進する作用があるため、冷えやすい季節に摂ると体がぽかぽかしてきますよ。血液の流れが良くなると酸素や栄養が全身にスムーズに運ばれ、免疫機能も高まり、風邪を引きにくくなるんです。
日本でも冷え性や季節の変わり目に体調を崩しやすい方は多いですよね。そんな方にとって、なつめは秋の生活にぜひ取り入れたい果実なんです。
呼吸器を守る力:なつめの抗酸化作用

秋は空気が乾燥して、喉や鼻に不調を感じやすい季節です。なつめにはフラボノイド、サポニン、βカロテンといった抗酸化物質が豊富に含まれています。これらは呼吸器の粘膜を守り、炎症を抑え、免疫細胞の働きを助けてくれるんです。
たとえば韓国の「サムゲタン(参鶏湯)」にも必ずなつめが入っていますよね。それは滋養強壮だけでなく、呼吸器を守り、季節の変化に耐える体を作るための知恵なんです。
安眠をサポートする自然の力

秋になると「夜は眠いのに、途中で目が覚めてしまう」「考えごとでなかなか寝付けない」という声をよく聞きます。なつめはそんな不眠や不安を和らげる手助けをしてくれるんですよ。
なつめに含まれるサポニンやスピノシンは、自律神経を落ち着かせる作用があり、さらにカルシウムは睡眠ホルモンであるメラトニンの生成を助けます。そのため、就寝前に温かいなつめ茶を飲むと、心と体がほぐれ、深い眠りにつきやすくなるんです。
美容にも嬉しい効果:なつめに含まれるビタミンP

なつめは美容面でも注目されています。特にビタミンCと、あまり知られていない**ビタミンP(フラボノイドの一種)**が豊富に含まれているんです。ビタミンPはビタミンCの働きをサポートして活性酸素を除去し、老化の進行を防いでくれます。
さらにメラニンの生成を抑えるため、シミやくすみの予防にも効果が期待できます。秋は夏の紫外線ダメージが現れやすい時期ですから、なつめを取り入れることで内側から美肌ケアができますよ。
なつめ茶の楽しみ方と注意点

なつめ茶を淹れるときは、丸ごとではなく包丁で切れ目を入れて煮出すのがおすすめです。そうすると有効成分がしっかり抽出され、風味も豊かになります。煮ていると白い泡が出ることがありますが、これはサポニンが泡立つ性質によるもので、体に害はありませんから安心してくださいね。
ただし、なつめは糖分が多いため、糖尿病や肥満が気になる方は食べ過ぎに注意が必要です。乾燥させたなつめや蜂蜜漬けのなつめは特にカロリーが高いので、デザート感覚で大量に食べるのは避けましょう。また、生のなつめを一度にたくさん食べると消化に負担をかけ、胃もたれの原因になることもありますよ。
やんちゃな健康ポイント🧑🏻⚕️
なつめは秋の季節にぴったりの果実で、体を温め、呼吸器を守り、免疫力を高め、さらには安眠や美肌にも役立ちます。昔から「一日三粒のなつめは老いを遠ざける」と言われるほど、頼りになる存在なんですよ。
今日からできる簡単な実践法として、夜寝る前に生姜と一緒に煮出したなつめ茶を一杯飲んでみましょう。生姜の温め効果となつめのリラックス効果が合わさり、ぐっすり眠れて翌朝も快適に過ごせますよ。
どうぞこの秋、なつめ茶を取り入れて、体も心もあたたかく健やかに過ごしてくださいね。



